【東京】ヤギ乳を使った商品の開発に取り組んでいる琉球大学農学部の「山羊ミルク研究チーム」の取り組みが、14日まで東京都内で開かれた産学マッチングイベントで注目された。牛乳アレルギーへの対応性など、健康や美容面への効果が指摘されており、食品バイオ関連の業者数社が関心を示したという。
同チームの取り組みは中城村の農業生産法人「はごろも牧場」と共同で行っている。県内ではすでにホテルなどへヤギ乳、チーズなどが納入されている。本年度は県産業振興公社の助成を受け研究開発を進めている。
東京都千代田区有楽町の国際フォーラムで開かれた「イノベーションジャパン2007」に出展。チームリーダーである平田哲平さん(琉球大学大学院)が、これまでの研究成果を発表した。
(1)牛乳に比較し、アレルギーの原因物質の一部が含まれず、代替乳としての可能性があること(2)乳糖含有量が低いため、消化酵素を持たない犬や猫など、ペット用ミルクとしての活用(3)体内での燃焼性が高く、ダイエットやがん予防効果に期待―などをアピールした。
チームはニュージーランドなどから輸入したヤギの交配を進め、より生産性や効果の高い開発も進めている。専用ブースにはサプリメントなども展示。三日間のイベント中、多くの業界関係者が説明を受けていた。平田さんは「食品バイオ関連の会社数社が興味を示してくれた。全国での販路拡大に向け、これから具体的な交渉に入りたい」と話した。ヤギ乳の基礎的な研究も深め、商品拡大に力を入れるという。
県産業公社の屋嘉比勝プログラムオフィサーは「ヒージャー(ヤギ)は沖縄の優位性を発揮できる。今後も県内企業や研究チームと産業界をつなげるサポートをしたい」と話した。
(沖縄タイムズ より)
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